構造の違いって何?それぞれのメリット・デメリットってある?

お部屋をお探しになるときに、木造や鉄筋コンクリート造などにチェックを入れてお探しすることがほとんどだと思います。

皆さんは何を基準に選んでいますか?

よく聞くお話として、【木造は隣の音が聞こえてくると聞いたので鉄骨か鉄筋コンクリートのみでお願いします】と言われます。確かに【木造】は構造上の問題で音がよく通ってしまいます。しかしながら、それは最早遠い昔の話なんです!

それではここから簡単に各構造の説明とメリット・デメリットをご紹介していきます。

【木造】・・木造建築ははるか昔より日本で使われてきた伝統ある建築方法です。大工さんが一寸違わぬ綿密な計算で木を切り、組み立てていくというものですね。今では海外からきたツーバイフォー住宅がほとんどですが。昔は壁になる部分はベニヤ板のような薄いもので仕切りを作るだけでしたので、そりゃ音はよく聞こえるわけですね。砂壁とかはもう見ることはあまりないと思いますが、基本木枠があり板をはりその上にクロスを貼るといった感じです。

ただし、昔から【音】が問題視されていた建築方法ですので、日々進化をしております。今では技術も発展し防音シートを壁の中にいれて作ることが多くなっております。窓も機密性のものを使用し音漏れには非常井気を使っています。もちろん天井や床にも。なので築年数がある程度新しいものには、木造とは思えないほどの防音性をもったものが御座います。

メリット、、、賃料が安い。間取り通りの広さがある。大工さんの腕が良ければ地震に強い。

デメリット・・・耐火でない作りもあり火災に弱い。壁は鉄筋コンクリートと比べると薄い。外観がアパート。3階建以上がない。

【鉄骨造】・・・軽量鉄骨と重量鉄骨があり、よく目にするものは軽量鉄骨です。これは木造の木枠の部分が鉄骨になったバージョンと思って貰えればっていう感じですね。あらかじめ主要な部材を工場で製造し、それを現場で組み立てて完成させる「プレハブ工法」によるものも多く、この場合、現場での作業負担が少ないため工期が短く、品質も安定した仕上がりが期待できます。
柱と梁とブレースと呼ばれる筋交いで強度を保ちます。重量鉄骨造に比べて建築費用が抑えられます。

ただし、壁については木造と大差はありません。

 メリット・・・外観がお洒落。間取り通りの広さがある。3階建て以上の物件であれば名称がマンションになる。

デメリット・・・ 壁は鉄筋コンクリートと比べると薄い 。木造と比べると賃料はあまり安くない。

【鉄筋コンクリート】・・・主に柱や梁、床・壁が、鉄筋とコンクリートで構成されて、3~10階建て程度の中高層のビルや、マンションなどに多く使われる傾向にあります。一般的に、遮音性や耐火性に優れますが、鉄骨造(S造)などと比べて、建築コストが高くなる傾向があります。

メリット・・・壁があつく防音性が高い。高層階の物件が多い。

デメリット・・・間取り通りの広さがなく、壁の厚さ分圧迫されている。賃料が高い。

以上が、簡単な説明になります。こうやって見るとどれも一長一短ですね。自分の予算や生活にあった物件を選ぶのが一番だと思います✨